よう、VRおぢだ。
DLsiteで気になる作品を見つけたとき、サンプルや声優、収録時間まではよく見る。だが、その少し手前で「買ったあと、いつまで見られるんだ」「パソコンを替えたら取り直せるのか」と止まる人もいる。分かる。デジタル作品は棚に箱が残らないぶん、購入後の入口が見えにくい。
先に結論を言う。DLsite公式ヘルプは、購入した作品を繰り返しダウンロードできると案内している。ただし、これは何を買っても、どんな環境でも、永久に同じ方法で見られるという意味ではない。作品ページの「閲覧可能な環境」でダウンロード不可になっている作品や、ブラウザ視聴だけの作品がある。販売終了した作品はDLsite Playに表示されないという案内もある。
「購入したから永久に安心」と広げず、購入履歴、作品ごとの閲覧方法、アカウント、認証を分けて見る。 ここを分けるだけで、買う前の不安はかなり小さくなる。
購入履歴とDLsite Playは同じ棚ではない
まず覚えておきたいのは、購入履歴とDLsite Playの「購入済み作品」が同じ見え方ではないことだ。
公式ガイドによると、購入履歴はマイページから開ける。パソコンではアカウントからマイページへ進み、「購入履歴」を選ぶ。購入時期や売り場で絞り込めるので、作品名を忘れたときでも、買った月や同人作品の売り場から探しやすい。スマートフォンでもメニューから購入履歴を開き、対象作品や購入月を指定できる。
一方、DLsite Playはブラウザ上で購入済み作品を見るための入口だ。公式ヘルプには、DLsite Playでは購入日順に作品を確認できるとある。ただし別の公式FAQでは、販売終了した作品はDLsite Playに表示されないと明記されている。
ここは大事だ。DLsite Playに見当たらないからといって、その場で「購入記録が消えた」と決めない。まずマイページの購入履歴へ戻る。購入履歴にも見当たらない場合、公式FAQは、支払い方法によって反映に時間がかかる場合や、購入時とは別のアカウントでログインしている可能性を例に挙げている。購入直後なら決済の反映を待つ。前に使っていたメールアドレスやログイン方法があるなら、別アカウントになっていないかを確かめる。順番はそれからだ。
購入済み作品が見えない夜に、作品をもう一度買うのは早い。購入履歴、決済の反映、ログイン中のアカウントを先に切り分ける。おぢならここで二重購入を避ける。
何度でもダウンロードできるが、作品ごとの例外を見る
DLsiteの「ダウンロード・解凍しよう」という公式ガイドは、購入作品は何度でもダウンロードできると案内している。パソコンでは、購入履歴の紫色のダウンロードアイコン、DLsite Playの作品画面、DLsite Nestなど複数の入口がある。スマートフォンでも、作品視聴や購入履歴からダウンロードページへ進める。
ただし、同じガイドは例外もはっきり書いている。作品ページ内の「閲覧可能な環境」でダウンロードに印が付いていない作品は、ファイルとしてダウンロードできない。ブラウザ視聴だけの作品もある。つまり、再ダウンロードを気にするなら、購入ボタンの近くだけでなく、その作品が「ダウンロード閲覧」なのか「ブラウザ視聴」なのかを購入前に見る必要がある。
ここで「何度でも」という一文だけを切り取ると外しやすい。何度でも取り直せる対象は、そもそもダウンロード提供されている作品だ。作品の種類や提供方法によって入口が違う。音声、動画、マンガ、ゲームを全部同じ袋で考えないほうがいい。
大きなファイルでは分割ダウンロードになる場合があり、公式ガイドは分割されたファイルを同じ保存場所へ揃えるよう案内している。保存先を自分で変えていない場合、ブラウザから取得したファイルはパソコンのダウンロードフォルダへ入る。DLsite Nestでは専用のLibraryフォルダへ保存され、ダウンロードから解凍、結合まで自動処理される。買ったあとにファイルが見つからなくなる人は、作品を疑う前に、どの入口で取得したかを思い出すと探しやすい。
購入前なら、商品ページで閲覧可能な環境を見る。購入後なら、購入履歴からダウンロードの有無を見る。ファイルを取得したら保存先を把握する。この三段で十分だ。
販売終了の通知は受け取れるが、将来を決めつけない
販売終了が気になるなら、マイページのメール設定も使える。DLsite公式ヘルプでは、「作品アップデート」を受信する設定にすると、購入作品のバージョンアップと販売終了のお知らせを受け取れると案内している。
これは便利だ。後から更新された作品を見落としにくくなるし、販売終了の知らせが来たときに、手元の保存先や閲覧方法を確認するきっかけになる。通知を受けたから慌てて何かを買う話ではない。すでに購入した作品の状態を確認するための合図として使う。
一方で、今回確認した公式ヘルプには「販売終了した全作品が、購入履歴から将来も必ず再ダウンロードできる」という一律の保証は見つからなかった。分かったのは、DLsite Playには販売終了作品が表示されないこと、販売終了通知を受け取れること、ダウンロード対応作品は何度でも取得できると案内されていることだ。この三つを勝手につなぎ、販売終了後の全作品へ永久保証を付けることはできない。
だから販売終了後に不安が出たら、まず購入履歴で対象作品のダウンロードボタンを確認する。そこで取得できない、作品の提供方法が分からない、認証で止まるなら、公式ヘルプの対象記事や問い合わせ先を見る。SNSの古い体験談だけで、自分の作品も同じだと決めない。
アカウントを消すと購入後の入口も消える
アカウントの扱いは、作品より先に確認しておきたい。DLsite公式の退会案内には、退会すると購入作品の閲覧と再ダウンロードができなくなり、動作や閲覧のサポートも受けられなくなるとある。保有ポイントも消滅する。
買ったファイルが手元にあることと、購入履歴・再取得・サポートへ戻れることは別だ。 使わなくなったメールアドレスを整理するつもりで、勢いでアカウントごと退会しないほうがいい。購入済み作品があるなら、どのログイン方法に紐づいているか、購入履歴へ入れるかを先に確かめる。
別アカウントでログインして作品が見えないケースも公式FAQに挙げられている。メールアドレスを複数使っている人、昔ゲスト購入を使った人、ログイン方法を変えた人は、作品名を探す前にアカウントを確認する。購入履歴が見つからないときの最初の一手は、検索欄ではなくログイン先だ。
PlayDRM作品はキーと初回認証までが購入条件になる
ゲーム系でPlayDRMと書かれている作品は、普通の圧縮ファイルと同じ感覚で終わらない。DLsite公式ヘルプによると、PlayDRM作品は不正コピー防止のためライセンス認証が必要になる。決済後のダウンロード画面に表示される16桁のライセンスキーを使い、初回起動時に認証する。
認証時はインターネット接続が必要で、認証可能台数にも制限がある。OSを再インストールした場合は再認証が必要になる。仮想環境、Arm版Windows、リモートデスクトップ環境では閲覧できないという制限も公式に書かれている。
ここは「Windowsで動く」とだけ見て押さない。作品ページでPlayDRM表記を確認し、自分のPCが対象外の環境ではないかを見る。ライセンスキーは購入履歴から作品のダウンロードボタンを開いて確認できる。PCを替える予定があるなら、認証の扱いを先に読んでおく。
音声や動画を探している人には直接関係しない場合もある。だが、DLsiteの購入全体を「ダウンロードしたら終わり」と考えないための分かりやすい例だ。作品ごとの閲覧可能な環境には、買った後の条件まで含まれている。
俺ならこの順で買う前に見る
おぢなら、購入前に次の順で確認する。
- 商品ページの「閲覧可能な環境」で、ダウンロードとブラウザ視聴のどちらに対応しているかを見る。
- ゲームならDRM表記と対応OS、認証条件を見る。
- 購入後にマイページの購入履歴へ反映されたか確認する。
- ダウンロードする作品は、購入履歴、DLsite Play、DLsite Nestのどこから取得したかを覚えておく。
- 作品アップデートのメールを受け取るか決める。
- 購入済み作品があるアカウントを退会しない。
難しく見えるが、実際は最初の二つが大半だ。商品ページにダウンロード可とあるか。自分の環境で認証・閲覧できるか。ここが合えば、購入後は購入履歴へ戻れる。
DLsiteでVR同人を選ぶ段階なら、作品形式や距離感の見方はDLsite VR同人作品の入口ガイドにまとめている。そこで候補を絞り、このページの順番で閲覧方法と再取得の入口を見ると、作品の魅力と購入後の不安を混ぜずに済む。
「いつまで」を日数で答えない理由
今回確認した公式ヘルプには、購入作品すべてに共通する「購入から何日まで」という閲覧期限は示されていない。だから、日数を作って答えることはできない。代わりに、ダウンロード対応作品か、販売終了後にどこへ表示されるか、アカウントを維持しているか、認証条件を満たすかを見る。
再ダウンロードできるという案内は強い安心材料だ。ただし、作品ごとの提供方法とアカウント条件を飛ばさない。販売終了作品がDLsite Playから見えなくても、まず購入履歴へ戻る。そこで状況が確認できなければ、公式ヘルプへ進む。これがいちばん短い。
「買ったら永久」を信じるのでも、「デジタルだから突然全部消える」と怖がるのでもない。公式に書かれた入口を一つずつ残す。おぢなら、作品のサンプルを見る前に閲覧可能な環境を一度だけ確認し、買った後は購入履歴の場所を忘れない。そこまでできたら、あとは中身で選べばいい。


